PM2.5 の発生源は一つではない
PM2.5 などの汚染物質の発生源は中国だけではありません。
以下引用。
鹿児島県の桜島の噴煙が、関東から近畿地方にかけて微小粒子状物質「PM2・5」の濃度を上昇させるケースがあるという研究を、気象庁気象研究所がまとめた。19日から仙台市で始まる日本気象学会で発表する。
7月上旬、関東から近畿にかけ、PM2・5の濃度が1立方メートルあたり約100~50マイクロ・グラムと、国の環境基準(同35マイクロ・グラム以下)を上回ったことがあった。気象研究所の田中泰宙主任研究官らが、この時期の大気の様子などを調べた。
米航空宇宙局(NASA)の人工衛星の画像を解析すると、九州から本州の太平洋沿岸に微粒子を含んだ空気が多く流れていた。一方、中国から汚れた大気が流れた形跡はなかった。
そこで、噴火活動が活発化していた桜島の噴煙がどのように流れたかをコンピューターで想定したところ、PM2・5の濃度が実際の観測結果とほぼ一致したという。
田中主任研究官は「PM2・5については火山の噴煙も考慮する必要があることがわかった。季節や風向きでどう影響が変わるかを引き続き調べたい」と話している。
引用終わり。
先日、千葉で高濃度の PM2.5 が観測されたのですが、近隣の東京や横浜ではそれほど高い濃度にならず、中国からの流れ込みだけでは説明がつかないとの指摘がされていました。
PM2.5 の発生源は国内にもありますので、両方とも注目しつつ対処する必要があります。
本日のオキシダント濃度
0.034ppm
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