加速器施設、被曝30人に
事故を起こした日本原子力研究開発機構は、トラブル続きの「もんじゅ」を運営している団体です。
以下引用。
日本原子力研究開発機構の加速器実験施設(茨城県東海村)で放射性物質が漏れて30人が被曝(ひばく)する事故が起きたことに、機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)がある県内でも市民から機構の安全管理や通報のあり方に批判の声があがった。
この事故は23日正午頃、同実験施設で金に特殊なビームをあてて素粒子を発生させる実験中に発生。研究者ら30人が微量の放射性物質を吸い込むなど被曝し、建物外にも放射性物質が漏れた。機構が国や県に報告したのは1日半後で、通報の遅れも問題となっている。
機構では、約1万件に及ぶもんじゅの機器点検漏れで鈴木篤之理事長が今月17日に引責辞任したばかり。敦賀市白銀町、時計店経営田代牧夫さん (61)は「1995年にもんじゅで起きたナトリウム漏れ事故でも通報が遅れた。何度同じことを繰り返すのか。放射性物質を扱う資格がないのでは」と厳し く批判。
福井市西木田、主婦野坂美津江さん(58)は「私たち住民を危険にさらさないために安全管理を徹底してもらわないと困る。ずさんな管理体制では怖くて管理すら任せられない」と話していた。
機構敦賀本部の職員は取材に対し「地元自治体や国への通報は発生段階で行うべきもの。引き続き機構をあげて安全管理を徹底していかなければ」と話した。
引用終わり。
他の報道によると、金に陽子ビームを当てる実験中に設定の 400倍の強さのビームが照射され、原子核崩壊を起こして放射性物質が発生し拡散したということのようです。
放射性物質の発生を想定していなかったために、換気扇を回して外部に放射性物質を放出するという失態をやっています。
本日のオキシダント濃度
0.053ppm
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