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2012年5月28日 (月)

浄水場でホルムアルデヒド その後

その後の状況をご紹介していませんでした。(2日前の記事なので遅いですが)
以下引用。

ホルムアルデヒド、化学会社9年前も同物質排出

 利根川水系の浄水場で、国の基準値を上回る化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、埼玉県が25日に排出源をほぼ断定できたのは、政府が数百ある中から原因物質を特定できたからだ。
 化学メーカー「DOWAハイテック」(本庄市)は9年前にも同じ物質を排出しており、責任が問われそうだ。

 ◆過去にも◆

 「過去にも排出しており、処理しなければ(水質に)障害を生むことはわかっていたと思う。道義的な責任はある」。

 半田順春・県水環境課長は声を強めた。ホルムアルデヒドを生成するヘキサメチレンテトラミンは健康に深刻な影響を与える物質ではなく、排出の規制も緩い。しかし、結果として約35万世帯の断水を引き起こした。

 DOWAハイテックは、非鉄金属大手「DOWAホールディングス」傘下の関連会社で、携帯電話の液晶の材料製造や自動車のめっき加工を手がける。 同社は2003年11月にも同じような問題を起こし、行田浄水場(行田市)で国の基準値を上回るホルムアルデヒドが検出された。今回は「(群馬県内の産廃 業者が)わかってくれるだろう」と判断し、廃液の内容を告げずに委託した。

 ◆県の検査◆

 一方、県もDOWAハイテックが疑わしいと思いながらも、ほぼ断定するまで1週間かかった。ホルムアルデヒドを生成する物質が数百種類あり、原因が特定できなかったためだ。

 18日と19日に立ち入り検査を行い、「工場排水は基準の範囲内。この程度なら毎日出ている」(半田課長)として、工場からの排出はないと判断し た。群馬県の烏川で流出した可能性は強いとしながらも、排出源は特定できなかった。群馬県の産廃業者は25日、「(原因物質が含まれていたのは)承知して いない。全く認識していない」と話した。排出源の特定が遅れれば、産廃業者が知らずに排出を続けた可能性もある。

 ◆見通し◆

 県は25日、DOWAハイテックに対し、廃棄物処理法に基づいて30日までに産廃業者への委託内容や廃液データを提出するよう求めた。報告を受けて、同社が産廃業者に告知しなかったことが、同法違反にあたるかどうかの検討を行う。

 この物質は危険性が低く、排出事業者が処分業者に委託する契約書で「注意すべき事項」の対象ではない。県が刑事告発などを検討する上で、この物質の扱いがカギを握りそうだ。

引用終わり。
川の水を利用しているところはかなり多いですので、この問題はあまり人ごとではありません。
東京や大阪などではオゾンや活性炭を利用した高度浄水施設が導入されているところがありますが、そうでない場所では化学物質の混入には対応できないと思われます。(取水を止めるしか方法がない)

本日のオキシダント濃度
0.081ppm

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