微小粒子状物質規制
SPM の規制が強化されるようです。
以下引用。
空中を漂い健康被害の原因となる直径2・5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の微小粒子状物質(PM2.5)について、中央環境審議会の専門委員会は26日、米国と同レベルの環境基準を設定する案をまとめた。大気環境部会で審議したうえで、環境省が今秋にも告示する。現行の環境基準は直径10マイクロメートル以下の浮遊粒子状物質(SPM)が対象で、より小さい粒子に絞った基準は初めて。
基準案は大気1立方メートルあたり年平均(長期基準)で15マイクログラム以下、1日平均(短期基準)で35マイクログラム以下。PM2.5は、工場のばい煙やディーゼル車の排ガスのほか、黄砂や火山灰などにも含まれる。粒子が小さいため、呼吸時に気管を通り抜けて気管支や肺の奥に達し、呼吸器疾患だけでなく、肺がんや循環器の病気との関連が指摘されている。
専門委は、大気中のPM2.5濃度と健康影響の関係を調べた国内外の研究を分析し、米国と同レベルの環境基準を設定すれば、肺がんや心筋梗塞(こうそく)で死亡するリスクを抑えられると判断した。長期間吸い込むと、低濃度でも慢性的な影響がある一方、短期間でもより高濃度の急激な影響が考えられるため、それぞれ基準を定めることにした。
08年度は年平均11.9~22.6マイクログラムで、現状では都市部の多くで環境基準を超えるとみられる。
環境省は全国で約40カ所ある観測地点を年内に20カ所増やすなど観測体制を大幅に強化し、PM2.5の成分や濃度の正確な把握と発生源の解明を目指す。そのうえで基準達成のための具体的な対策を産業界などに求める方針だ。
引用終わり。
粒子の大きさが小さい方が、肺の奥まで到達するため危険度が大きいはずです。
環境対策はゆっくりですが前進しているようです。
本日のオキシダント濃度
0.076ppm
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