印刷用の有機溶媒
規制がかかっていない化学物質への置き換えが進んでいるようです。
以下引用。
昭和電工 特殊グラビア印刷のインキ原料を生産へ
NIKKEI NET(日経ネット)
昭和電工は23日、特殊グラビア印刷用インキ原料の生産に乗り出すと発表した。生産するのはトルエンなどにかわるインキ溶剤として需要が拡大している酢酸ノルマルプロピルで、2009年末までに数億円を投じて設備を導入し、10年始めにインキメーカーに販売を始める。発売から3―4年後に年20億円程度の売り上げを目指す。大分市のコンビナートで生産する。原料となる化学物質をすでにほかの製品向けに生産しているため、比較的少額の設備投資で参入できるという。特殊グラビア印刷は、主に冷凍食品などの食品の包装フィルムに使われる。従来の溶剤であるトルエンなど揮発性有機化合物の排出規制が強化されており、酢酸ノルマルプロピルが溶剤として注目されているという。
引用終わり。
トルエンの排出規制は光化学スモッグの原因になっていることが理由ですが、酢酸ノルマルプロピルがトルエンと比べて、どの程度安全なのか気になるところです。(急性毒性はトルエンと大差ないような気が・・・)
本日のオキシダント濃度
0.050ppm
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